今回は、WEB会議ツールの代表的な3つ「Zoom・Teams・Webex」の録画データについて比較をしたいと思います。PCのみの使用と、スイッチャーを使った場合の2パターンでの録画データ比較になります。
解像度一覧
上の表は、実際のライブ配信中の解像度とフレームレートです。解像度とフレームレートは本来は画質の良し悪しに影響するデータなのですが、WEB配信ツールにおいてこの数字はあまり当てになりません。記録データにしても、収録形式によって解像度の数字が大きくなっているだけです。
OKな録画データ
解像度は当てにならないので、実際の記録データを目視で確認、評価したのが以下の表になります。順番に見比べてみると、意外と違いがハッキリわかります。ピンク色の「Zoom(HD)・Teams ライブイベント・Webex(HD)」が綺麗でした。
▼評価表
感想まとめ
Zoom 画面共有の動画はカクツキが激しいです。スイッチャー経由は画質悪くなります。静止画のパワーポイントでも画面共有より悪くなります。動画はさらに画質悪いです。ただ、画質が落ちる分、カクツキはなく滑らかになります。動きの少ない、ただしゃべるだけであれば画質はいいです。
Zoom(HD) 全てが綺麗です。一度HDを使ってしまうと、ノーマルのZoomが汚く感じて、使えなくなるレベルです。
Zoom ウェビナー(HD) 全てが綺麗です。
Teams 会議 画面共有の動画はカクツク激しい、なおかつ画質が荒くてドットが目立つほどです。またスイッチャーを使った録画は、ちゃんと録画されず、変なワイプ画面になってしまうので、記録として成立していません。
Teams ウェビナー ライブ配信映像は綺麗なのですが、録画データは綺麗ではありません。圧縮されているのかな。
Teams ライブイベント 全てが綺麗です。
Webex 全てが綺麗です。
注意点
- Teams会議でスイッチャーなど外部カメラを使うと、ちゃんと録画されずワイプ画面になってしまうので注意です。
- Webexは、録画の音がズレます(ライブ配信ではズレていません)。
- Zoomは、大量のファイルが生成されるので設定をしっかりと(→録画データ早見表)。編集が必要になる場合が多いです。
ベストな録画
WEB会議ツールとして、Zoom(HD)が最高です。Webexは画質は綺麗ですが、音ズレがあります。「Teams ライブイベント」は会議ツールというよりも、ライブ配信ツールなのでYoutubeLiveカテゴリーになります。そういう意味では、Zoom(HD)の記録データが、WEB会議ツールの中では最も良いと言えます。
ちなみに、ウェブ配信を録画する場合は、WEB会議ツールでの録画ではなくて、録画専用機器を使って記録するのが一番綺麗に保存できます。スイッチャーを利用する場合でも、配信される手前の映像を録画するので、4Kカメラを使っていれば、4Kクオリティで録画する事ができます。
オンデマンドで綺麗な映像を残しておきたい場合は、是非録画専用機器を使ったり、後編集の処理をオススメします。
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