さらなるオンライン配信の時代へ

2021年もお世話になりました。年末にかけて読んだ２冊の本が、オンライン配信と内容的にリンクしたので、ちょいコラムで今年を終わろうと思います。

「ビジネスライブ配信のはじめ方」

１冊目は「ビジネスライブ配信」というワードに惹かれて購入。主にFacebookライブを活用して「影響力を持ってビジネスしよう」という啓発的な本なのですが、Facebookライブに限らず今の時代の配信ツールをうまく活用する事で、規模の小さいな存在でも世の中にインパクトを与えられる存在になれる（スモールジャイアンツ）、といった感じの内容でした。

確かに現代は無料アプリがたくさんあって、有料でも月額数百円のようなツールがたくさんあります。こうしたツールを個人レベルで使えるので、数年前では考えられなかった影響力を持つ事ができたり、ビジネスができたりしています。Youtuberやインスタグラマーになった個人が、ビジネスをどんどん展開しています。対面販売できないコロナ禍でzoom商談したり、インストラクターが自宅レッスンを展開したり、BASE（ベイス）を使ってネット商店を開いたり。この２年で大きく世の中が変わったんだなあと改めて思いました。

「ファンベースなひとたち」

２冊目は佐藤尚之さんの「ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー」。企業は顧客と共創しながら、ファン作りをしていかないと、これからの時代は特にダメだよね、いう本です。

事例として色々な企業活動が紹介されていましたが、ファンとは何も顧客だけではなくて、スープストックトウキョーでは「バーチャル社員制度」というのがあって、OB･OGは会社を離れてからも、商品を１０％引きで買えたり、お得な制度があるそうです。やめた社員すらも「ファン」でいてもらおうという、その姿勢が素晴らしいですよね。見習いたい！

こちらの本では、ファン作りをベースにした考え方を提唱している訳ですが、コロナになってからのこの２年くらいは、本当にzoomなどを活用したオンライン配信をベースにして、ファン活動をされている方がたくさんいたと思います。我々もそうした人達や企業様をサポートするような活動をしてきた２年間だったなあと思います。

数年前、これからは「動画の時代」と言われていましたが、今はすっかり「ライブの時代」。ちなみに１冊目の本の中で紹介されていましたが、『ライブは動画よりも６倍長く見てもらえる』そうです。まだまだライブ配信は始まったばかり。2022年以降も大きな存在になっていきそうです。