社内のオンラインイベントをライブ配信する、というお手伝いをよくしていますが、フルサポートだけでなく、弊社では配信エンジニアだけを派遣する事もよくあります。当初は本番当日だけのお手伝いでしたが、事前の準備からご協力させて頂くというケースが、ほぼ全てになってきました。

というのも、オンライン配信は本番当日よりも、むしろ事前準備の方が大事だからです。その辺を一緒に準備するお手伝いから行っています。カメラ機材や配信機材をお持ちの企業さんも増えてきましたし、社内の会議室を配信専用スタジオにしている企業さんもあります。

機材は揃っているけど扱う人が不足している、またはライブ配信に不慣れだ、という理由から配信エンジニアの派遣をご希望される企業さんは多いです。

とは言え、自分たちだけで配信をやりたいという人は多いと思いますので、今回は会議室などを使ってオンライン配信をする時に、特に気を付けて欲しい点を、事前準備と本番当時に分けて挙げていきたいと思います。

事前チェック

  1. 回線の速度チェック→スピードテスト(アップロード:20Mbps以上)
  2. 情報システム部への確認として、社内ネットワークでZoomなどの配信ツールを使って問題ないかを事前確認。
  3. 本番と同じように機材を組み上げて、実際に配信できるか確認する。
  4. レンタル機材がある場合は、特に日にちに余裕を持ってテストを実施する(社内セキュリティのために使えない外部機器もあります)。
  5. スタッフや出演者が見れる時計を準備。複数設置する場合は、秒針まで合わせておく。
  6. 台本通りにリハーサルを行って不備がないか確認。特に役割分担などの確認。
  7. 動画をPCから再生する場合は、事前に試してみる。PCのスペックが足りないと動画がスムーズに再生されないので、必ず全部再生して確認する(尺が長い動画は要注意)。
  8. カメラとマイクを使う場合、特に音チェックをする。ハウリングしないかを確認。
  9. 本番当日に、隣の部屋が何に使われるか確認する。マイクにもよりますが、大きな声を出していると隣の部屋でも音を拾います。
  10. 役割分担では、必ずフリーのスタッフを配置する。ライブ配信は必ず予期せぬ事が起こるので、即座に対応できるスタッフを準備しておく。

本番当日

  1. 当日は余裕を持って準備する。特に機材セッティングが不慣れな場合は、前日までに組み上げておく。
  2. スタッフの中には、リハーサルに参加していない当日だけ参加する人もいると思います。本番前に段取りを入念に連携する。
  3. カメラやパソコンで写す出演者の位置を最終確認。カメラやパソコンを動かすか、出演者の立ち位置や座り位置を微調整して、写りのいい場所を決める。
  4. 出演者のマイクテストを行う。音量チェック。マイクの位置やパソコンの位置などを最終調整。
  5. リハーサルには参加しない関係者(上司)などもいると思います。配信会場となる会議室にPCを持ち込んでオンライン参加をする人がいる場合は、ミュート管理などを徹底する。ハウリングなどを起こす恐れがあります。リハーサルの時にいなかった人には特に注意しましょう。
  6. 携帯電話をマナーモードにする(アラームもOFFに)。

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