zoomの「言語通訳機能」を使って、多言語オンライン配信を行うケースについて解説します。「同時通訳」として、すごく簡単に使える機能なので便利です。初めて利用する方にもわかるように、全体像から説明していきます。
概要
zoomの「言語通訳機能」を使うと、一般の参加者は言語を選んで視聴する事ができます。同時に複数の言語を用意する事も可能なので、「英語」「中国語」「スペイン語」など、用意された言語から選んで視聴する事ができます。一般の参加者は聞きたい「言語を選ぶ」だけです。
- 通訳者にできるのは
最大20人最大25人。 - ミーティングとウェビナー、どちらでも利用可能。
- ビジネス以上のアカウント、もしくはウェビナー+プロアカウントで利用可能。
仕組みがどうなっているのか。イメージはウェビナーのパネリストです。
通訳者になる人は、ホストから通訳者に設定してもらう必要があります。ウェビナーで言えば、パネリストに設定されるのと同じです。通訳者に指定された人は、通常と同じようにzoomセッションに入って、あとはPCに向かって話すだけです。
以下の図で簡単に解説します。あなたがDさんだった場合です。通訳を使わない場合は「Aさん」の声が聞こえています。通訳で「英語」を選択すると「Bさん」の声だけが聞こえてきます。「中国語」を選択すると「Cさん」の声だけが聞こえるようになります。
事前設定
- Zoomサポートに連絡して「通訳機能」を有効にしてもらう。
- アカウントページの[設定]より、[言語通訳]を有効化。
- [ミーティングをスケジューリング]する時に、[自動的に生成]を選択。
- [言語通訳を有効にする]チェックボックスをオンにする。
- 通訳者のメールアドレス、通訳言語を入力。
「通訳機能」開始手順
セッションを開始したら、ホストは通訳機能をONにする必要があります。
- センションを開始。
- コントロールで[通訳]をクリック。
- [開始]をクリック。
- 通訳者に通知が届く。
以上の手順が終わると、参加者はコントロールの[通訳]より、言語を選択できるようになります。
同時通訳の保存方法
同時通訳したファイルをアーカイブしたい場合は、「ローカルコンピュータ上」に保存して下さい。「クラウド内」には、同時通訳した音声ファイルは保存されません。
また、保存しているPCが選択している「言語」が保存されます。同時通訳を選んでいれば、「映像+同時通訳言語」で保存されます。
通訳会社に手配するのが確実!
zoomの通訳機能を設定・開始するのは、あまり難しくはありません。気を付けたいのは、やはり通訳をしてくれる方です。zoomの事をあまりわかっていない人や、経験の浅い人だと、思わぬところでつまずいてしまうので、zoomの通訳機能を使い慣れている人に頼むのが良いです。
もしくは通訳専門の会社がありますので、そうした会社にお願いするのが一番です。特に今はハイブリッドのイベントが多いので、会場での通訳も必要になります。通訳専門会社では、通訳ブースやシステム丸ごと手配してくれますので、大変便利です。私達もよくイベントで連携しています。配信サポートとセットで同時通訳の手配も致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
コメント